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古墳時代の埴輪にも登場するペット

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人間とペットとの関りは、数千年の歴史があります。そのひとつの例が、日本の古墳時代に作られた埴輪に登場する動物たちです。

 

古墳時代は日本の時代区分の一つで、弥生時代と飛鳥時代の間、だいたい3世紀半ば過ぎから7世紀末頃までの約400年間を指します。

古墳時代はその名のとおり、各地の権力者を葬った古墳、特に前方後円墳が盛んに造られたことから名づけられています。卑弥呼の邪馬台国があったのも古墳時代です。

 

古墳時代の大きな特徴のひとつが、埴輪(はにわ)です。埴輪は素焼の焼き物で、古墳の上に並べて立てられていました。

埴輪にはいくつかタイプがあり、円い筒形をした円筒埴輪、家の形をした家形埴輪、盾や器財をかたどった形象埴輪、巫女などの人物埴輪などがあります。

家畜である馬や犬などの動物埴輪もそのひとつで、ほかにも鶏、水鳥、鷹、猪、鹿、牛、猿、ムササビ、鵜など多種多様なものがあります。

特に犬をかたどった動物埴輪は、鈴などを付けた首輪をしたものが多く、当時から家畜として飼われていたのでしょう。猪狩りの場面に登場する犬の埴輪もあります。

犬をかたどった動物埴輪の例

※東京国立博物館資料

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1535

 

 

なお、猫の埴輪は見つかっていないようです。猫が日本に入ってくるのは、仏教が伝えられた飛鳥時代になってからだからでしょうか。

 

 

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