猫につきものの腎臓病2020.1.22
ペットの病気やケガは、飼主にとってはとても心痛む出来事です。治療に費用もかかります。
特に猫の場合は、年齢とともに腎臓病になりやすことが知られています。
猫(イエネコ)の祖先はリビアヤマネコといわれており、アフリカやアラビア半島などもともと砂漠や高山など水が少ない場所で生活していました。
そのため、猫は少ない飲み水でも生きていけるよう、腎臓の働きが強いという特徴があります。体内で水を有効に使うため、腎臓での尿の濃縮割合が高く、濃い尿をするのです。
腎臓の働きの強さは一方で腎臓に負担をかけ、年齢とともに腎臓の機能が低下することにつながります。
腎臓で尿をつくる組織(糸球体)は一度壊れると再生されません。尿をつくる機能が低下し、血液中の老廃物を取り除けなくなるのが腎臓病(腎不全)です。
こうして猫は年をとると多くの場合、慢性腎臓病になるといわれています。室内で飼われることが一般的になり、寿命が延びていることも猫の慢性腎臓病が増えている一因でしょう。
7歳を過ぎるくらいになれば定期的に尿検査を受け、尿タンパク有無の確認を行うことで腎臓の機能低下を早期に発見することができます。早い段階で腎不全の兆候を見つければ、食事療法などと合わせて対策をとることができます。最近は猫の腎臓病の進行を抑える新薬も登場しています。
愛する猫が年齢を重ねても元気ではつらつと過ごせるよう、飼主としては腎臓病に注意を払ってあげることが大切です。
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