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ペット向けの“わりかん”保険が年内に登場か?

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可愛いペットが病気になったりケガをしたりしたとき、気になるのが治療代のこと。ペットの治療は自由診療であり、予想外に高額になることもあります。

ペット保険に入って備えるという方法もあるのですが、日本ではまだペット保険に加入する割合が10%程度にとどまっているといわれます。

 

保険料が高かったり、ペットの種類や年齢によって加入できなかったり、いろいろ理由があるようです。

 

そうした中、割安な保険料で加入できるペット保険が年内にも登場することになりました。

 

手がけるのは、ネット広告を手がけるVOYAGE GROUP(ボヤージュグループ)の子会社で犬種特化型メディアを運営するrakanu(ラカヌ)と、保険分野のスタートアップとしてP2P保険のシステムサービスを手掛けるFrich(フリッチ)です。

 

両社が提携し、犬種ごとに掛かりやすい病気に合わせてカスタマイズした保険を開発。2020年内に発売する予定といいます。

https://voyagegroup.com/news/press/01_20200129_02/

 

従来のペット保険とどこが違うかというと、保険金の支払いリスクを加入者が“わりかん”で負担する「P2P保険」のペット版という点です。

 

「P2P保険」のP2Pとはpeer-to-peerの略で、いわゆるシェアリングの仕組みを保険に適用したものといえます。

 

従来の保険は基本的に、保険会社が加入者から保険料を事前に集め、一定の条件に当てはまる場合に保険金が支払われるという仕組みです。保険会社は、集めた多額の保険料を運用して支払いに備えなければならず、コストがかさみがちです。

 

それに対してP2P保険では、保険金の支払いが発生した分を保険加入者が“わりかん”で後から支払います。保険会社は“わりかん”の保険料を集めて払うだけなので、コストを抑えることができます。

 

保険加入者にとっては、毎年どれくらい保険金の支払いが発生し、保険会社の事務コストはいくらなのかといったことが“見える化”されるメリットもあります。

 

さらに、この新しいペット保険に加入した犬の飼い主たちにとっては、なるべく病気に掛からないようにすることで自分たちの保険料を抑えようというモチベーションも働くでしょう。

 

早く発売されるのが待たれます。

 

 

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