ペットロスについて(4) 「ペットロス」との上手な付き合い方2020.10.26
大切なペットが亡くなったり、いなくなったりしたとき、飼い主であれば誰しも感じるのが「ペットロス」です。いずれ時間が癒してくれることが多いものですが、上手な付き合い方を知っておくのも有意義なことではないでしょうか。
「ペットロス」を解消するきっかけについては、いくつかの調査があります。
そのひとつ、「ペットロスちゃんねる」という投稿サイトが、ペットロスを解消した人151人を対象に行ったアンケートでは、「新しい仔を飼った」という人が23%で最も多く、続いて「時間が回復させてくれた」9%、「お葬式や埋葬・供養などをした」7%、「動画や写真を見た」4%などが続きます。
他にも、「家族や友人と話した」「虹の橋を読んだ」「仕事に打ち込む」「植木や観葉植物を育てた」という回答があり、中には「新しい彼女ができた」という人もいます。
ちなみに、「虹の橋」とは、ペットを亡くした人々のあいだでよく知られている詩で、元は英語ですが和訳もネット上で見つけられます。
図表1 どのような行動がペットロスを解消させたのか(%は四捨五入)
※https://petlossch.com/archives/761
インターネット経由で募集(2019年7月~同年9月まで)したペットロスを克服した151人の体験談から、どのような行動がペットロスを解消させたのか計測し分類
もうひとつ、ペットをなくした悲しみを癒すきっかけについて、アイペット損害保険が行ったアンケート調査では「時間の経過(を)待つ以外ない」というのが60.7%と最も多く、次いで「お墓参り/お墓の手入れをする」12.5%、「ペットの遺品を整理する」9.6%などが続きます。
図表2 ペットをなくした悲しみを癒すきっかけ
※https://www.ipet-ins.com/info/11217/
それぞれ質問の仕方に違いがあるのでこのような結果になっていると思われますが、「ペットロス」に陥った際の参考にしてみるとよいでしょう。
また、「ペットロス」との上手な付き合い方として、生前にできること、亡くなった後にできることは他にもいろいろあります。
生前にできることとしては、日頃からペットの健康に十分気を付けてあげるのがやはり大切です。適切な飼い方や飼育環境を整えるとともに、定期的に検診を受けたり、いざというときのために保険に加入しておくとよいでしょう。
また、過度に溺愛しすぎないことも大切だといわれます。過度な溺愛はペットへの依存を強め、亡くした時の悲しみがより深刻なものになりかねません。
死後にできることとしては、辛い時には無理に自分の気持ちを押し殺したりせず、悲しみのままに悲しむことが重要だといわれます。
それとともに、2つのアンケート結果の両方にあったように、信頼できる人や同じ経験をしたことのある人と話をするのもよいでしょう。
ただし、「新しいペットを飼う」ことについては、確かにペットロスを解消するきっかけになりますが、まだ悲しみがひどい時に周りから無神経に言われたり、自分で無理にそうしても、余計に落ち込むこともあるようです。
これについては、タイミングをよく見計らうほうがよいでしょう。
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