注目の「ペットテック」企業(2)株式会社シロップ2020.12.7
いま、世界中のペット市場で注目されているのが「ペットテック」と呼ばれるIT技術を活用した新しい商品やサービスです。
日本でも新しい「ペットテック」が登場しており、随時、取り上げていく予定です。
今回は、保護犬・保護猫と飼いたい人をつなぐマッチングサービス「OMUSUBI」を運営している株式会社シロップ(東京都品川区)です。
株式会社シロップは、2015年3月にできたインターネット関連ベンチャー企業で、ホームページによれば社員は11名(アルバイト等含む)、資本金は1億1000万円ほど(資本準備金を含む)です。
同社は、次のようなミッションとビジョンを掲げています。
MISSION
「人が動物と共に生きる社会をつくる」
私たちが犬や猫と暮らす社会では、殺処分という大きな課題があります。 私たちはその課題の一つの原因を、犬や猫が「消耗品」として考えられてきたことだと考えています。私たちは、犬や猫のことを「家族=ヒトのパートナー」として考え、好きな人も、苦手な人も認め合い、支え合う社会をつくります。 これが私たちシロップの存在意義です。
VISION
「飼い主とペットの幸せな思い出を最大化する」
私たちにとって、日本、アジアの犬や猫、そして共に暮らす人たちのペットライフのすべての場面で「あのサービスがあってよかった」と思ってもらうことが、すべての喜びです。 一つ一つのペットライフの思い出づくりに寄り添うサービスをお届けします。
同社では現在、犬用のカスタムフレッシュフード「PETOKOTO FOODS」、飼い主向けのペットライフメディア「PETOKOTO」、そして保護犬・保護猫のマッチングサービス「OMUSUBI」という3つの事業を手掛けており、そのうちペットテック関連といえるのが「OMUSUBI」です。
「OMUSUBI」には、事務局の審査を通過した全国140の保護団体が登録されており、審査制のマッチングサイト日本一の規模だそうです。
「OMUSUBI」では、ユーザー登録するとすぐ保護犬、保護猫の里親募集情報を見ることができます。また、6つの質問に答える相性診断で自分にあった犬や猫をリコメンドしてくれる機能もあります。
気になる犬や猫がいたら、それぞれの保護団体に連絡。面会やトライアルへと進みますし、譲渡会情報を探すこともできます。
さらに、「OMUSUBI」を通して保護犬・保護猫を迎えた後も、提携している動物病院やトレーニング教室、サロンなどで無料や割引の特典が受けられる「結びプラン」というサービスも用意されています。
ペットを飼うにあたって、保護犬や保護猫を迎えるケースはまだまだ少ないようですが、「OMUSUBI」のようなペットテックによって、どんどんハードルが下がってきたのではないでしょうか。
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