注目の「ペットテック」企業(4)株式会社トレッタキャッツ2021.1.26
いま、世界中のペット市場で注目されているのが「ペットテック」と呼ばれるIT技術を活用した新しい商品やサービスです。
日本でも新しい「ペットテック」が登場しており、随時、取り上げていく予定です。
今回は、株式会社トレッタキャッツ(神奈川県藤沢市)です。
https://tolettacat.com/
株式会社トレッタキャッツは、猫専用のスマートトイレ「トレッタ」を手掛けるベンチャーです。
2015年3月に創業し、ホームページによれば資本金は4億2950万円(資本準備金を含む)。以前は株式会社ハチたま、という社名でしたが、2020年6月からトレッタキャッツに社名変更しています。
同社は、次のような経営理念を掲げています。
Mission私たちのミッション
ねこが幸せになれば、人はもっと幸せになれる。
ねこの幸せ=「健康で長生きすること」と位置付け、ねこがもっと健康で、もっと長生きする世界を作ります。
Vision私たちのビジョン
ねこが30才になっても、元気に暮らせる社会を作る。
ねこ用IoTトイレをはじめとした“ねこヘルスケア”サービス「トレッタ(toletta)」を通じて、飼い主様ひとりひとりがご家庭で簡単にねこの健康管理ができ、ねこが30才になっても元気に暮らせる社会を作ります。
Value私たちの行動指針
C:Cat First
A:Act Quickly
T:Try Everyday
私たちは「ねこファースト・とにかく早く・日々挑戦」をモットーに、夢に向かって走り続けます。
同社が手がける猫専用のスマートトイレ「トレッタ」は、2019年秋から発売されました。
猫がトイレに行くたびに6つのデータ(体重、尿量、尿回数、入室回数、滞在時間、経過時間)を自動で計測し、スマホで管理。猫は泌尿器系の病気にかかりやすいので、データから異常をいちはやくチェックすることができます。
また、「トレッタ」にはAIによる猫の顔認識カメラがついており、何頭でも見分けてそれぞれの健康指標を1つのスマホで一括管理ができるようになっています。
さらに、いまでは約5500頭が利用しており、そこから集まるデータは数百万件。飼い猫の健康状態をこうしたビッグデータと比べて人工知能(AI)が分析し、異常値が見つかれば同社の専属獣医師が確認、飼い主に知らせてくれるサービスもあります。
価格は、本体が1台1万9800円(税別)。そこにアプリの利用料(毎月)が加わり、3つのコースから選べます。
コース | 料金 | 概要 |
ライト | 家庭あたり
798円 |
基本機能のみのシンプルなプラン。まずはトイレチェックをはじめたい人向け |
ベーシック | 1頭あたり
1111円 |
基本機能に、専任の獣医師による健康アラートやLINE相談がセットになったプラン |
プレミアム | 1頭あたり
2222円 |
ベーシックに年に2回の訪問健康診断がついたプラン |
なお、同社はグローバル展開も視野に入れており、2020年5月には新バージョンの開発に着手したそうです。
また2020年10月、全米ネコの日に米国で開催された「Cat Summit」(Leap Venture Studio主催)というイベントに、世界中から選ばれた13社の猫スタートアップ企業の1社として日本から唯一参加しています。
これからの活躍が大いに期待される「ペットテック」企業といえるでしょう。
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