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ペットの名前のトレンド(5) 30年で猫の名前はどう変化してきたのか?

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愛するペットにこだわりの名前を付けるのは当たり前。ただ、ペットの名前にはトレンドがあります。

今回は、ここ30年ほどで猫の名前がどのように変化してきたのかを見てみます。

 

 

このシリーズの第2回目で、ペット保険のアニコム損害保険が発表した直近の猫の名前ランキングを紹介しました。

これに加えて、『どうぶつ命名案内』(石田戢著、社会評論社、2009年)も参考にしながら、猫の名前の人気ランキングの変化を

 

1992年以前

19932008

2021(上位10位のみ)

 

の順に、見てみます。           

 

なお、「1992年以前」と「19932008年」の人気ランキングは『どうぶつ命名案内』によります。このランキングは、著者の石田氏が協力を依頼した関東と関西の開業獣医師などから集めたデータ(猫15433頭)に基づき、生年で分類したものです(%表記)。

2021年」は、アニコム損害保険のペット保険に新規加入した猫、約52,000頭を対象に実施した「猫の名前ランキング2021」によります(上位10位のみ)。

これを見ると、次のようなポイントが指摘できます。

 

第一に、「1992年以前」と「19932008年」ではあまり変化がありません。

ところが、「2020年」になると、調査内容や10位までという違いを踏まえても、まったく入れ替わっています。

猫の名前については、おそらく2010年前後から大きく変わってきたのではないでしょうか。

『どうぶつ命名案内』によると、猫の伝統的な名前は2008年の時点で20%台を保っていたのに対し、犬では10%台にまで下がっていました。

犬のほうでまず、伝統的な名前がどんどんなくなり、それに続いて猫においても伝統的な名前が減っていったと考えられます。

 

第二に、猫に特有のミー、ミコ、ミミといった「ミー系」の名前も、「2020年」になると10位以内には見られなくなっています。

猫は犬に比べると、混血種(いわゆる和猫)が多く、品種による名前の傾向があまり見られません。それが性別に関係ない「ミー系」の名前が多かった理由だったと考えられます。

その「ミー系」が減っていることは、注目されます。

 

第三に、前回の犬の名前の変化と同じように、「2021年」になるとムギ、ソラ、マロン、モモ、キナコといった自然系や食べ物系の名前が上位に登場しています。

これは犬の名前と猫の名前が似てきているということに通じます。

 

猫の名前の変化は、犬のような人気種の影響というより、飼い主自身の意識の影響のほうが大きいようです。

 

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