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2022年「全国犬猫飼育実態調査」にみる ペットの飼育頭数

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毎年、一般社団法人ペットフード協会が公表している「全国犬猫実態調査」の最新版が昨年末に発表されました。

そこから見えてくるペット(ワンちゃん、ネコちゃん)と飼い主の方々の今の姿をご紹介します。

まずはペットの推計飼育頭数と新規飼育頭数についてです。

 

 

  • 推計飼育頭数

 

「推計飼育頭数」は、全国約6万人以上からのアンケート調査結果をもとに、日本全国で飼われている犬と猫がどれくらいいるのかという数字です。

 

今回の調査結果によると、犬の飼育頭数は約7053000頭。昨年からほぼ横ばいの結果となりました。

ただ、10年前と比べると150万頭ほど減っています。飼育世帯当たりの平均飼育頭数は1.25頭ほどで一定であり、要は飼育世帯数が150万ほど減少しているため、飼育頭数も減っているのです。

一方、猫の飼育頭数は約8837000頭。犬同様に昨年と比べると横ばいの結果となっています。

10年前と比較してもそれほど大きくは変わっていません。飼育世帯当たりの平均飼育頭数は1.75ほどで安定しており、飼育世帯数も5000万世帯ほどであまり減っていないことが反映していようです。

 

  • 新規飼育頭数

「新規飼育頭数」は、1年前(1年以内も含む)から飼い始めた人を新規者とみなし、1年超前から飼い始めた人(既存者)とわけて飼育頭数の動きを推計したものです。

 

犬については、2022年の新規飼育頭数は426000頭で前年より若干増加しました。犬の飼育頭数は全体的に減少傾向が続いていますが、新しく飼う人については17年から凸凹はあるものの少しずつ増えています。

一方、猫については、2022年の新規飼育頭数は432000頭で前年から減少しています。しかし、2018年と比べれば8万頭ほど多い水準であり、2020年、2021年と大きく増えた反動なのかもしれません。

いずれにしろ、今回の新型コロナウイルスの感染拡大で多くの人は自宅にいる時間が長くなり、癒やしなどを求めてとしてペットを飼い始める人が増えていることは間違いありません。

 

 

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