柴犬のルーツを訪ねて2024.2.20
以前、柴犬のルーツが島根県益田市にいた石州犬の「石」だという話を取り上げたことがあります。今回は「石」の地元にある記念館を紹介します。
日本の天然記念物に指定された日本犬種（現存するのは６犬種）の中で、最も多く飼われているのが柴犬です。
そのルーツになったのが昭和初期、島根県益田市美都町の二川（にかわ）にいた石州犬の「石（いし）」です。動物の正式名称につける「号」という字を加えて「石号（いしごう）」と呼ばれることもあります。
石は二川で5歳まで猟犬として活躍していましたが、日本犬の血統保護のため昭和11年に東京へ移されました。そして、日本犬保存会第５回展覧会において推奨犬に選ばれ、犬種登録されたのです。その後、石の子孫が順調に増えて現在に至っています。
https://mitocho-kankou.jp/page2143/
このように柴犬発祥の地である益田市美都町の二川では現在、町おこしに取り組む地域自治組織「ぬくもりの里二川」が石の生家に石像と小さな記念館を設けています。
11月2日は石の誕生日だったそうで、生きていれば93歳。地元では、生家の像の前に花が飾られ簡単なセレモニーが行われました。
https://nukumori-sato.main.jp/2023/11/07/%e3%80%90%e8%8a%b1%e6%9d%9f%e3%81%8a%e7%a4%bc%e3%80%91%e7%9f%b3%e5%8f%b793%e6%ad%b3/
ただ、石と柴犬の関係などはほんの数年前までは地元でも知られていませんでした。それを再発見したのが地元で石州犬の研究をしている 「石州犬研究室」の河部真弓さんです。
「石州犬研修室」のホームぺージには、「石」のことはもちろん柴犬についての様々な情報が掲載されていて、とても参考になります。
https://sekishuken.jimdofree.com/
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