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「オーストラリア」のペット事情

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ペットを愛する人は日本だけでなく世界中にいます。このシリーズでは各国におけるペット事情を取り上げています。今回は南半球のオーストラリアです。

 

 

オーストラリアは正式名称をオーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)といいます。人口は2550万人(2020年)と日本の5分の1ですが、面積は約770万平方キロメートルと日本の20倍もあり、南半球ではブラジルに次いで2番目、世界でも6番目に広い国です。

歴史的には4万年とも6万年ともいわれる前から先住民が住んでいたところ、17世紀になってオランダ人探検家がやって来て、18世紀後半からはイギリスの植民地として移住が進みました。その後、1901年に6つの植民地がイギリス自治領として連邦を形成し、事実上の独立を果たしました。

人口の多くは東部の沿岸エリアに集中していますが、広大な国土は石油、石炭、鉄鉱石、天然ガスなどの鉱物資源に恵まれ、2023年時点での国民一人当たりGDP64820ドルで世界15位、日本の同33766ドル(世界37位)の2倍近に達します。

 

オーストラリアの生活スタイルは欧米先進国とほぼ共通しており、多くのペットたちが暮らしています。ペットを飼っている世帯の割合は全体の69%と世界でもトップクラスであり(日本は20%程度)、そのうち犬が48%、猫が33%を占めています。

https://kb.rspca.org.au/knowledge-base/how-many-pets-are-there-in-australia/

 

特に犬たちは公園やビーチで遊んだり、カフェやレストランを飼い主と一緒に訪れたりしている姿が普通に見られます。

例えば、メルボルン郊外の高級住宅地であるブライトン地区には、海岸の一角500m四方を金網のフェンスで囲った犬専用の公園があり、多くのワンちゃんたちが走り回っています。

http://melhyak.web.fc2.com/suburb/brighton/dog.html

 

また、オーストラリアは動物福祉の取り組みにも積極的で、そうした活動において中心的な役割を果たしているのが、オーストラリア全土に支部を持つRSPCAオーストラリアという非営利団体です。

RSPCA(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)はもともとイギリスで200年前にできた世界最古の動物愛護団体ですが、オーストラリアでも150年前から各州に類似の団体ができ、それらが1980年に統合。イギリスのRSPCAにちなんでRSPCAオーストラリアの名称を使うようになったそうです。

RSPCAオーストラリアは各地でペットシェルターを運営し、遺棄された犬や猫のケアと譲渡、学校での動物教育プログラムの実施、さらには野生動物の保護など幅広い取り組みを行っています。

https://kb.rspca.org.au/

 

なお、オーストラリアのペット事情で特徴的なのは、都市部でも野生動物が多く生息していることです。カンガルーやコアラ、鳥類などが身近にいて、ペットたちがこうした野生動物と接触しないよう注意が払われています。

一方で、オーストラリアの固有種であるカンガルーは、正確な統計はないもののオーストラリア政府観光局によれば約5000万頭も生息しており、以前から個体数の増え過ぎによる環境や農業への影響が問題になっていました。

そのため1980年からカンガルー肉の食用が解禁され、いまではオーストラリア全域で年間約300万頭が捕獲され、スーパーの精肉コーナーなどに並んでいます。カンガルー肉は脂肪分が少なく、タンパク質や不飽和脂肪酸の一種である共役リノール酸が多いとされ、ペットフードとしても利用されています。

 

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