意外な動物がペットとして人気上昇中?2018.8.30
ペットといえば犬や猫が定番ですが、ほかにも珍しい動物がペットとして人気を集めています。
例えば、フクロウ。
夜行性なので日中はじっと目を閉じていたりして、昔から「森の哲学者」などと呼ばれてきました。ギリシャ神話では、知恵の女神であるアテーナ―の象徴とされます。
最近では、ハリーポッターが飼っているシロフクロウの「ヘドウィグ」によっても、人気が高まりました。
ペットショップでは20~30万円ほどで購入でき、寿命は小型で10~15年、中型や大型では20年くらいとされます。
カワウソも最近、その豊かな表情や愛らしい仕草で人気上昇中です。
川や湖など水辺に生息するイタチ科の哺乳類で、日本にも「二ホンカワウソ」という固有種がいましたが、現在は絶滅したとされています。
ペットとしては、東南アジア原産で小柄な「コツメカワウソ」が販売されており、体長は40~65㎝ほど、体重は3~6㎏程度です。価格は80万~100万円とかなり高くなっています。寿命は12~15年といわれます。
ミニブタも新しいペットのひとつです。
実験動物として小型化されたブタの品種で、体長は50~100㎝、体重は30~100㎏、寿命は10~15年ほどです。価格は5万円~15万円ほど。きれい好きで賢く、しつけもよく覚えるので、飼いやすいとされます。
最近はもっと小さな(ミニブタの半分程度)マイクロブタという品種も登場しています。
ただ、こうした新しいペットの飼育には注意点もあります。
そもそも、フクロウやカワウソは「ワシントン条約」において絶滅危惧種に指定されており、輸出入が厳しく規制されています。
他の珍しいペットも同様に、規制されているケースが少なくありません。
日本国内で取引できるのは、適正な手続きを経て輸入されたものや、国内で繁殖させたものなどに限られます。
また、飼育にあたっては、餌の選び方やしつけが結構、難しいとされます。
例えば、フクロウは猛禽類であり、エサとしてラットやヒヨコ、ウズラの雛などの新鮮な生肉を与えなければなりません。血抜きした肉では栄養不足になってしまいます。
珍しいペットは、病気やけがをした際に診てもらえる動物病院が少ないのも気になるところ。飼う前に、よく確認しておくべきでしょう。
ペットは日常生活において、私たちを和ませてくれたり、楽しい気持ちにさせてくれる大切な存在ですが、それゆえに適切な手続きを経てきているのか、また最期まできちんと面倒をみてあげることができるか、よく考えて飼うようにしたいものです。
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