イヌの生き方、ネコの生き方(1)2018.9.20
ペットを代表するイヌとネコ。飼われている数でもこの2種が断然、多くなっています。
面白いのは飼い主によって、「イヌ派」「ネコ派」好みが比較的はっきり分かれること。
実際、イヌとネコでは性格や行動が対照的です。
イヌは飼主に忠実で、我慢強いところがあります。それに対してネコは気まぐれで飽きっぽく、マイペース。
こうしたイヌとネコの違いは、野生動物の頃からの生活の仕方や獲物を捕らえるやり方の違いが反映しているようです。
今回は「イヌの生き方」をみてみましょう。
イヌは英語ではdomestic dog、日本語では「イエイヌ」という種に分類されます。
イヌの祖先は野生のオオカミの仲間です。それが、家畜の中ではもっとも古く、1万年以上前から飼いならされてきました。
例えば、中央アジアの遊牧民の間では、家畜の見張りや誘導を行うのに欠かせない存在として、大切にされていました。
コロンブスが発見する前のアメリカ大陸でも、イヌは狩りの手伝いや夜間の見張り、犬ぞり、あるいは祭りの生贄や食料として、なくてはならない存在でした。
オオカミやイエイヌを含め、イヌ科の動物は集団で生活し、狩りをするときも群れで協力して行います。
メンバーで協力しながら狩りをしたり、群れの中で無用な争いを避けるにはリーダーや序列が必要で、それがイヌたちの習性になりました。
また、イヌの筋肉は持続力に優れた「赤筋(せっきん)」が多く、瞬発力はありませんが、時間をかけて集団で、我慢強く獲物を追いかけるのが得意です。獲物を見失うと、鋭い嗅覚を使ってさらに追跡を続けます。
こうしたことから、いまでもイヌは本能的に集団の中での序列を意識し、飼い主をリーダーや上位者として認めると、普段から従順に服従の態度を示します。飼い主の表情を伺い、家の中の空気を読み取りながらふるまうのも上手です。
集団生活のおきてを守り、リーダーには忠実に、仲間と協調していくのが「イヌの生き方」といえるでしょう。
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