ペットに装着するマイクロチップとは?(3) ―データベースに登録してはじめて有効に―2019.8.6
動物愛護法の改正でブリーダーなどの繁殖業者に義務付けられた、犬や猫へのマイクロチップの装着(実施は公布から3年以内)。
今回は、動物用のマイクロチップにおけるデータ登録の重要性についてについて取り上げてみます。
- マイクロチップの装着だけでは不十分
ペットにマイクロチップを装着する最大の目的は、万が一、ペットが行方不明になった際、発見しやすくするためです。
マイクロチップには国や動物種、個体番号などのデータが書き込まれており、それを専用リーダーで読みとります。
しかし、こうしたデータはマイクロチップに書き込んでおくだけでは不十分です。マイクロチップに書き込んだデータと対応する情報を、データベースに登録しておいてはじめて役立つのです。
現在、日本ではマイクロチップを装着した動物とその飼い主のデータは日本獣医師会のデータベースで管理されています。
データベースには、「飼育者情報」(氏名、フリガナ、住所、電話番号、その他の緊急連絡先、FAX番号、Eメールアドレス)と「動物情報」(名前、生年月、性別、動物種、犬・猫の種類と毛色)が登録されています。
迷子になったペットなどを発見・保護し、マイクロチップが装着されていることを確認した動物愛護センターや動物病院の獣医師は、装着されたマイクロチップのデータを基に、インターネット上でデータベースを検索します。そして、飼い主が判明すれば、保護している旨の連絡が行くのです。
マイクロチップを装着していても、データベースに登録しておかないと「該当なし」となり、飼い主に連絡することができません。
- データベースへの登録方法
データ登録料は1000円(税抜き)です。
マイクロチップの代金に含まれており、装着時に動物病院に支払う場合と、登録手続きの際に郵便局から振り込む場合があり、マイクロチップのメーカーや地域によって異なります。
詳しくは、マイクロチップを装着する動物病院で確認するとよいでしょう。
大災害のときなど、多くのペットが一度に迷子になる可能性があります。
その場合も、マイクロチップの装着とデータベースへの登録があれば、ペットを探し、再会することが随分スムーズになるはずです。
ぜひ、検討してみるとよいでしょう。
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